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公立高校の入試問題は. 私立高校とは問題の構成が違う
今回は公立高校の入試問題について、これだけは押さえておかなければいけないという点について話をしていきたいと思います.
結論から申し上げます。
公立高校の入試問題は. 私立高校とは問題の構成が違うということです。
問題の構成が違うということは. 試験の受け方が違ってくる。
試験の受け方が違うということは. 受験勉強の仕方が違ってくるということになります。
この事を知っているのと知らないのでは.受験勉強するにあたって大きな差が出てきます。
もう少し具体的に見ていきましょう.
公立高校を語る上で私立高校との違いで見ていきましょう.。
私立の場合、それぞれの学校に合格する偏差値があって. 当然その学校の偏差値に合わせたレベルの生徒が受けに来ます。学校側も当然. その自分の学校に合わせた問題を出題します。
つまり私立の場合は当たり前ですが、難しい学校は難しい問題を出してくるし. 比較的入りやすい学校だったら. 割と平易な問題を出題するわけです。
公立の場合は「公立高校入試」という一つの問題で様々な難易度の高校を判定する
これが公立高校となると事情が異なってきます。
公立の場合は「公立高校入試」という一つの問題で様々な難易度の高校を判定することになります。
数学がわかりやすいので数学を例にしましょう。
どこの都道府県もだいたい同じような問題の構成になってると思うんですが. 入試問題の構成はこうです。
大問の1番が計算問題、大問の2番が基本的な問題が並んでいて. 大問3番以降が思考力を試す問題だったり、関数や図形、証明問題だったりします。
そうするとこの最初の大問の1番は、正答率がだいたい70%~80%ぐらいになります。
さらに次の大問2番になってくると難易度が少し上がって、正答率が40%から60くらいになってきます。それから大問の3、4、5番と進むにつれてだんだん難しい問題になって. 正答率も下がってきます。
中には公立高校の入試問題でありながら、正答率が5%以下という問題もあるのです。
中には都道府県によっては、正答率1%とかいう問題もあります。
正答率1%ということは100人に1人しか正解しないことになるわけです。
自分が目指す高校の難易度によって、こうした入試問題に対する対策の仕方が大きく変わってくる
つまり、ここで言えることは、自分が目指す高校の難易度によって、こうした入試問題に対する対策の仕方が大きく変わってくるということになります。
例えば、ある生徒が真ん中から上ぐらいの偏差値の学校を目指していたとします。
この場合、先ほどの数学の問題構成でいくと大問1・2番は確実にとりに聞かなければならない問題になります。それに対して大問の3・4・5番あたりは各小問の1~2問までは取りに行かなければいけない。また、そこをとれるかどうかが合否を分けることになってくる。つまり、勝負をする問題のゾーンがある。
ですが、各大問の最後の問題、正答率がすごく落ちる問題は、この生徒の場合は解かなくてもよい。
で、ここが大事なんですがそれは解かなくてもいい問題ではなくて、「解いてはいけない問題」なんです。
そのくらいの割り切り方を徹底して勉強に取り組む必要があるということです。
そうした対策をとるかどうかで、時間の効率も違ってくるし、勝負となる問題をしっかりとりきれるかどうかに大きな差が出てきます.
まとめ
まとめるとこういうことになります.
①私立高校の場合は、私立高校の場合は各学校の難易度に応じて問題の難易度が決まってくるのに対して、公立高校の入試問題の場合は、簡単な問題もあれば難しい問題もあるというふうに、様々な難易度の問題が一枚の答案用紙に入っている。
①自分の受験したい学校の難易度および合格点を知り、それによって、どの問題を取りにいってどの問題を捨てるかを決める、つまり取捨選択を明確にする。
②合格するための点数が決まればそれに基づいた対策を立てる。
このようになります。